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Asian Military

2011.09.10 (Sat)

マレーシアとかフィリピンでは,中国系軍事産業が盛んになってきました。
中国製の武器がUSの半額,しかも技術移転もある程度まで中国政府は認めているようです。このあたりに中国製武器輸出好調の理由があります。

もともとASIAでは,コンピュータ制御のSuper Weaponsなんて必要ありません。人の命は驚くほど安いし,兵士の補充も先進国に比べれば簡単。武器より人間の命の方がうんと安いという世界。それに「国家間戦争は時代錯誤」という認識を華僑はもっていますから,この程度の武器で十分。

ふところに入れるのはドスとハジキ。原爆なんて使いようがないし,ミサイルだってほとんど不要。ジャングルの基地に置いておけるタフな装備が好まれます。
また,壊滅的な打撃を加えてしまうと,あとで和解できなくなります。そのような戦争はしない,というのが20世紀後半の歴史認識のようです。

武器製造の技術移転は,「規格どおりに部品を作る」練習になります。標準化ができないと部品の交換ができません。19世紀USでは,銃製造のcoltやミシンのsingerが規格化に成功したという歴史があったはず,,,。(そんなことを,昔,習いました)武器の技術が移転できれば,日用品の品質がうんと高くなります。

昔,高性能プロジェクターを扱っていましたが,ある大きな企業の軍事部門系企業で製造されたものでした。

USやJapanがSuper Weaponsに依存した軍事力を誇っても,ベトナムの教訓は大きいように思います。武器が中国基準になれば,産業の基礎がしだいに中国基準に変わっていき,やがて政治・経済も中国基準に移行します。
経済が安定すればそれで良いのでしょうが,揺れたときにうちのような弱小商社は潰れてしまいます。

産業の空洞化
中国規格化
このふたつは大きな問題ですね。

日本の政府は,アジアの内実を理解できているのかしら?

08:20  |  Seabird, see the world!  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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